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28.健太君の事件(2)

2012.02.16.Thu.00:00
青山第一小学校は、私の母校、聖縄女学院のすぐそばにあります。 午前11時過ぎに急いで走ってきて、聖縄女学院の正門脇の通用口から校内に飛び込んだ不審な若い女性が目撃されていました。 服装やマスクとサングラスなど、健太君の記憶とそっくりな人物でした。

私の母校は、夏休み中は正門、裏門とも完全閉鎖していて、正門の脇にある唯一の通用口も、先生と生徒本人だけが持っている入校セキュリティカードを差し込んで指紋認証を行わないと絶対入れません。 その日は部活の無い日で、学校には先生も生徒も用事が無いはずでした。

警察は、犯人は聖縄女学院の生徒か教師に違いないと断定しましたが、事件が起きたのが夏休み中ということもあって、生徒教師合わせて数百人が所属する学校の中から犯人を探し出すことは困難なことでした。

数百人もいる夏休み中の生徒や教師をひとりひとり呼び出して尋問をしていてはとんでもない手間がかかりますし、健太君には悪いですが殺人事件でもありませんから、警察側は夏休みが終わって私たちが登校した9月から、学校側を窓口にして本格的な調査を開始しました。
「当日午前11時頃、通用口から入った人物がいないか」
「健太君に恨みを持っていた人物がいるか」
「怪我をしていたり、何か特徴があって、腕を隠す必要のあった人物はいないか」
「当日午前11時頃の行動が不明な人物は誰か」
「男の子を叩く趣味を持つ人物はいないか」
といった質問を学校側に伝え、その都度、先生方が責任もって厳密に調査して、警察に回答するという方法がとられました。
seimon

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