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13.テニスの後の思い出話(4)

2012.01.19.Thu.00:00
「それは残念だったろうね。でもなんで怪我したの?」

「学校の塀の上から落ちて左腕を複雑骨折したの。あなたも見てご存じでしょう?うちの学校はガードの固い女子校だから、刑務所みたいに高いコンクリートの塀で囲まれているのよ。6メートルくらいあるかしら。その塀のてっぺんから転落したの」

「それはまた、女の子が何でそんなところに登ったの?」

「校庭のテニスコートのそばの塀に、鉄製の梯子が垂直に取り付けてあって、そこを登ると、塀の向こう側にも同じ梯子が取り付けてあったから、壁を越えて隣の雑木林に降りることができたの。もともと災害時の避難用か何かのために、学校を取り囲む塀のなかで、そこ一か所だけ取り付けた梯子だったんだけど、テニスコートの眼の前だから、私たちテニス部にとってとても好都合だった。
gakkouhaitizu6nenmae
練習中にミスショットして、壁を越えて雑木林に入ってしまったボールを拾いに行くのに、毎日使っていたの。いちいち正門まで行って、表の道路から廻って雑木林に入っていくとすごく遠回りになるから、私たちにとって便利な梯子だった。学校は登ることを禁止していたけど、私たちはこっそり使っていたわ。
その日は練習終了後、たまたま敦子が登ったんだけど、塀のてっぺんに立ったときに、足を踏み外して転落したのよ」

tenraku


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