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19.久美子先生(3)

2011.11.27.Sun.03:58
石田先生は、久美子先生の両手首を背中側で結ぶと、その上から、お縄を胸の周りに巻きつけ始めました。

石田先生のお縄は、きつくもなく、緩くもなく、体をそっと包み込むような感じですが、勝手に身動きはできない程度の拘束感がありました。久美子先生はその感覚に、ちょっとびっくりしました。
「お縄がとても上手でいらっしゃる・・・」

私の学校に新卒で赴任された先生方が、一番悩むのがお縄のかけ方なのです。慣れないうちはきつく縛りすぎて、女生徒が痛さに我慢できずに泣き出してしまうこともありますし、ゆるくすれば生徒が反省している時間中に身動きするたびに、ずるずると解けてしまいます。

それに、お御堂にあるお縄はセシル様の伝説に出てくる麻縄ですから、お縄をほどいたあとに赤いあざが残る場合があります。冬服長袖の時期はともかく、夏服の半袖セーラー服の上からお縄をかけるときは、女生徒の手首や二の腕や乳房に縄のあざが残らないよう気を使わねばなりません。お縄は、あくまで心と身体の清浄を守るための神聖なお道具であって、女性の身体を傷つけるのが目的ではありませんから。

以前、学年主任の由樹先生にお縄を頂戴したときは、決して女性の身体に傷を付けない程度の締め具合で、それでもぴったりと身動きできず、時間が経っても緩むことの無い縛り方を心得ていて、心の底から感心した覚えがあります。お縄をほどいた後は、身体のどこにもあざは残っていませんでしたから、さすがベテランと感嘆したものです。

久美子先生が、まだ赴任1年目でうまくお縄がかけられなかった頃、困って2年先輩の恵子先生に相談したことがあります。
「本当は麻縄でないと、セシル様の御心に沿わないから、いけないんだけどね」
と言いながら、恵子先生はお御堂の祭壇の下から赤い縄の束を出してくれました。
「このお縄を使うと、少しきつく縛ってもあざは残らないわよ。初心者のうちはこれを使ったら?」
それは綿ロープといわれるもので、麻縄とちがって表面が柔らかく、若干の伸縮性がある縄でした。色も赤を始めとしてカラフルな商品がそろっているそうです。試しに使ってみると、確かに麻縄のように皮膚を擦ることがありませんから、すこしきつめに縛れば緩むこともなく、しかも皮膚を傷つける恐れがありません。
久美子先生も慣れるまでは、ちょくちょくお使いになったそうです。
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