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37.謎解きはベッドの上で(6)

2012.02.29.Wed.19:00
「敦子さんは、自分が転落したときの目撃者である小学生が、青山第一小学校3年1組の青井健太という名前だと警察から聞いて知っていたのだろう。
事件性の無い事故ということで、そこまでは警察が教えてくれたのだろうね。

では、そのことを敦子さんから聞いて知ることができた生徒か教師は誰だろうか。

敦子さんの希望で、夏休み中、事故のことは限られた人物にしか伝わらなかった。
松岡先生、由樹先生、久美子先生、香織さん、tomokoちゃん、涼子さん以下1年生4人だけだ。

犯人は若い女性で特徴の無い体型だったから、男性の松岡先生と太った由樹先生は除かれる。
さらに、事故のあとケータイを1週間切って誰とも話さなかった敦子さんが、健太君の名前や恨みを伝える機会があった人物は限られる。
お見舞いに来て直接会話を交わした人物だ。
久美子先生、香織さん、涼子さん、tomokoちゃん。 この中に犯人はいる」

「私は違うわ」

「判ってるよ。 tomokoちゃんは、敦子さん転落現場にいたから、勇んで駆けつけて来た健太君の顔を見ている。 だから犯人じゃない。
転落現場にいなかった三人が犯人候補だ。

ところで、健太君が覚えている犯人の唯一の特徴は、長袖のTシャツを着て両腕を隠そうとしていたことだったね。
何故、犯人は両腕を隠そうとしたのか。

生徒や教師で腕に怪我をしていたのは敦子さんだけだった。 彼女は怪我の1週間後だから太いギブスを嵌めていて、長袖を着ても隠すのは無駄だし、そもそも犯人ではない。

彼女の他には、怪我や火傷や、大きなホクロやアザとか、何か腕に隠すべき特徴のある人物はいなかったということだ。 では、何を隠したかったのか。

夏だから日焼けのあとだろうか。
日焼けしているのを見られたら何かがバレるから隠したのだろうか。

でも、健康な女子高生は、夏は多かれ少なかれみんな日に焼けているし、水泳部の子や海外旅行に行った子や、日に焼けている子はごろごろいるから、どんなに日に焼けていても特別隠す必要は無い」

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