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35.謎解きはベッドの上で(4)

2012.02.25.Sat.19:00
「まず、健太君を叩いた犯人が誰なのか考えてみようか?」
彼のお話が始まりました。
(男の人って、すぐに冷静になっちゃうんだなぁ。ちょっと残念…)
そんなことを思いながら、私は黙って耳を傾けました。

「犯人は、わざわざ人目につく小学校の正門の前まで出かけていって、小学生の女の子に頼んで健太君を呼び出している。
自分の声や体つきの特徴を覚えられるリスクがあるのに、何故そんなことをしたのだろう?

それは、犯人は健太君の顔を見たことが無くて、自宅の場所も知らなかったからだろうね。

健太君の顔を見知っていれば、校門から出てきたところを黙ってひっぱたけばいいし、『あなたが3年1組青井健太君?』などと確認する必要は無い。
さらに自宅の場所を知っていれば、小学校の正門の前などではなく、人目につかない通学路途中で襲うことができる。

犯人は、ターゲットである小学生が、青井健太という名前で、青山第一小学校の3年1組の生徒であるということしか情報を持っていなかったのだろう。
だから、健太君が夏休みでも登校する区立小学校全校登校日に、学校で彼を呼び出して実行せざるを得なかった。

愛美さんの妹友美ちゃんのように、健太君の同級生がスカートめくりにあったことの復讐をするのだったら、被害にあった小学生に訊けば健太君の顔の特徴や自宅の場所を知ることができる。
犯人は健太君の顔も自宅の場所も知らなかったのだから、犯人は同級生の関係者ではない。

では、自身が被害にあった聖縄女学院の生徒だろうか。
小憎らしい小学生に仕返しをしたのだろうか?

でも、健太君にスカートめくりをされて恨みを抱いている聖縄の子たちは、正々堂々正面に立つ健太君の顔を見ている。一度見たら忘れられない特徴のあるスケベ顔だということだから、記憶にあるだろう。
しかし、犯人は健太君の顔を知らなかったのだから、スカートめくりの被害者本人ではないことになる。
それに聖縄の子たちは、不埒な小学生の名前が青井健太だということを知らなかったという話だね?

そうすると、犯人像は、直接健太君と対面したことがないが、彼の学校名と名前だけは知っていた人物ということになる。
一度も顔をあわせたことがない健太君に暴力を振るうとは、どういう事情があったのだろうか?」

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